魔術的現代詩㉒『郵便局まで』 [魔術的現代詩]
詩人――或いは、詩境の総括
前作『川・海・魚等に関する個人的な省察』(砂子屋書房)は、まるで世捨て人を演じているかのように、一人、自然の中に融合し、釣竿と戯れる哲人・ソクラテス然としたものであった。
あの東日本大震災のことさえ一切触れず「私は詩をできるだけ現実から遠い位置に避難させ」ていたという。
(同書/あとがきより)
前作『川・海・魚等に関する個人的な省察』(砂子屋書房)は、まるで世捨て人を演じているかのように、一人、自然の中に融合し、釣竿と戯れる哲人・ソクラテス然としたものであった。
あの東日本大震災のことさえ一切触れず「私は詩をできるだけ現実から遠い位置に避難させ」ていたという。
(同書/あとがきより)