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『画家の詩、詩人の絵』 [その他詩集]

不可知の領域を感じ取る――藪下明博

画家の詩,詩人の絵.jpg


画家にとっての詩とは何か?
詩人にとっての絵とは何か?

本書のテーマは、この両者において本質的かつ根源的な詩情=詩精神の有り様について、読者に(特に詩人に対して)一石を投じたものと言えよう。
画家の描いた絵と詩、詩人の書いた詩と絵を並列し、300頁以上にも及ぶ詩画集として纏めている。

実に美しい装幀である。

    *

『画家の詩、詩人の絵』
企画・監修/土方明司・江尻潔
監修/木本文平
(株式会社青幻舎・2015年10月10日・3,000円+税)

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『バス停に立ち宇宙船を待つ』 [その他詩集]

孤独を感じる詩――藪下明博



昔、友部正人と友川かずきを混同していた時期があった。
……なんて、冒頭から笑えない冗談で申し訳ないが、同じ「友」という苗字を持つ同い年の二人は、歌い方も声も詩風も違うフォーク歌手だけれど、レコードのジャケットを見る限り、その風貌はよく似ていた。
ついでに言うならば、どちらもかつてはかなりの男前であった。




バス停に立ち宇宙船を待つ.jpg




『バス停に立ち宇宙船を待つ』
友部正人
(ナナロク社・2015年3月1日・一五〇〇円+税)


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